今回入院してた時の、放射線治療について、説明・同意書についての覚え書きです。
【病名】髄膜癌腫症
【治療名】頭部への放射線治療
【病状】左肺腺癌由来の髄膜癌腫症
【目的】髄膜癌腫症病変の縮小と病状の軽減を目指す
【治療方法】
◆計画
頭部の固定具(シェル)を作成し、専用CTを撮影。これをもとに放射線のあて方や強さを確認する。
◆治療
初回は、実際に放射線の当たってる位置の確認、印つけ…約30分
2日目からは、約10分
◆期間
週5回(土日祝はお休み)
治療回数10回程度
【予想される副作用など】
◆治療中に起こりうる副作用
・疲労感 ・船酔い症状 ・脱毛
・皮膚炎(初赤・乾燥・着色など日焼け様、びらん)
・頭痛・嘔吐・悪心・食欲低下・中耳炎・結膜炎
・まれに、けいれん・意識障害など
◆治療後に起こりうる副作用
ときに
・中耳炎(聴覚障害)
・唾液分泌低下(味覚障害)
・放射線脳壊死、まれに重症化
長期的に、ときに
・認知・記銘力の低下・性格変化
まれに
・内分泌障害・脳委縮・白質脳症(著名な認知・記銘力の低下)
・白内障や視力障害
ちなみに、「記銘力」というのは、新しく体験したことを覚える能力で、過去に体験したことを保持する能力を「記憶力」というのに対していう言葉らしいです。
記銘力が低下するのが、いわゆる認知症なのですね。
ところで、現在の自分、
以前のブログにも書きましたが、かなりマズイ状態の病名になってしまいました。
髄膜癌腫症……
放射線科の先生は、とても良い先生なのですが、
家族も含めての説明の時には、
「病名が変わりました」
と、不自然なほどさらっとしか、言っていらっしゃいませんでした。
事細かに説明されたところで、落ちこむだけなので、それはそれで、むしろありがたいのですが。
説明後、翌日から、放射線治療が始まりました。
朝食後1時間ぐらいで、車椅子でのお迎えが来るので、それで地下2階にある、高精度放射線治療センターに行きます。
以前にも書いたように、最初はわりと平気だったんですが、後半はきつかったです。
放射線をあてたあと、ほんとなら、午前のリハビリがあるのですが、後半は、ほぼお休みしてました。午後のリハビリも、お休みしたり、どうにかこうにか、へろへろでやったり。
けど、それをやってたから、今もかろうじて、こうして文章書けるのかな。
病院で意識戻ったすぐは、何もできなくて、「あいうえお表」を持ってきてもらってたぐらいだから。
2018.12.19 埼玉県深谷市
ふっかちゃん また会いに行けたらいいのにな。