前回の、高度経済成長期の続きです。
https://meru2100.hatenablog.jp/entry/2022/08/21/111627
踏切を渡り、熱田神宮が近づいてきます。
ここはお国を何百里。
離れて遠き満洲の。
あの人達が、門の前にいるのは、知ってるんです。いわゆる「傷痍軍人」と呼ばれる人達。
白い服を着て、アコーディオンを持って、歌は自分で歌っていたのか、当時、すでにカセットみたいな物があったのか、よくわかりません。
子ども心には、単純に怖いんです。
片腕だったり、フックのような手だったり、とにかく怖いんですが、両親には、「見なくていい」と、足早に通り過ぎるよう、手を引かれた気がします。
子どもの頃、夜中の参拝、新年の熱田神宮は、とにかく、この「傷痍軍人」と呼ばれる人達の印象が、自分の中ではすごいです。
境内に入り、本殿前でお参りする時は、後ろから、お賽銭がすごい勢いで飛んできて、私達子どもは、ぎゃあぎゃあ騒いでました。
今ネットで調べても、「傷痍軍人」の方々については、主観が多すぎて、よくわからないです。
私としては、子どもの頃の、熱田神宮初詣の印象しかわかりません。
子ども心には、怖いところが多い初詣でした。
2021年6月20日
現在の新堀川です。