その日までの覚え書き

with肺がん、脳腫瘍闘病中の日々

今年の「終戦の日」

わざわざ、今年の「終戦の日」と書きましたが、(中学受験の社会の塾講師という立場以外)今まで、ほとんど意識したことはありませんでした。

むしろ、この時期は、夏期講習とか、夏期合宿とか、何かと物理的に忙しく、疲れ果ててたことが多かった気がします。

 

2022年8月15日。

朝イチの放射線線治療が終わり、部屋で、ボーッとスマホのニュースを見てました。

今日、終戦記念日なんですね。今まで生きてきたなかで、初めて、この日を座って迎えたような気がします。毎年、そこまで、特別な思い入れもなく、戦争の映画でもみようかな、と言っていたぐらいです。

ちなみに、昨年は「永遠のゼロ」を、このスマホで見ました。

様々な世代の方々、この日の受け止め方は、本当に様々だと思います。私にとっては、今年の、終戦記念日は、かなり複雑な思いになりました。

式典に参加していらっしゃった、

岸田首相、天皇陛下、同じく、戦争を知らない世代です。

 

岸田首相…1957年(昭和32)年7月29日〜

自分…1957年(昭和32)年12月19日〜

天皇陛下…1960年(昭和35)年2月23日〜

 

わぁ、偉い人と同列に並べてしまった!!

 

でも、まさに、この感覚、私たちの微妙な年代しか、たぶんわからない。

戦争を知らない子どもたち

という歌が、流行っていたけれど、あれは、私たちより少し大人世代。

私たちは、根本的にわかっていない。

 

戦争を知らない子供たち

戦争を知らない子供たち

  • provided courtesy of iTunes

 

 

私自身、知らないどころか、少なくとも、私の親世代は、そんな戦争の時代があったなんて、子どもたちには全く見せもせず、高度経済成長真っ只中の非常に贅沢な時代を過ごさせていただきました。

自分もそろそろ寿命を迎えるのか、というのが、この時期なのは、何かのご縁かも知れないので、もう少し、私が覚えてる、あの頃(高度経済成長)の様子にお付き合いください。

2016年8月15日 母と初めて訪れた原爆ドーム

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